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分類 | 県指定重要文化財 |
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種別 | 絵画 |
員数 | 1幅 |
指定年月日 | 昭和41年4月19日 |
所在地 | 字茶屋町 |
所有者 | 光照寺 |
光照寺の画像は、諸像の的確な描写や温和な色づかいから、鎌倉時代末の製作と考え られます。10字の阿弥陀仏の名号(尊名)を中軸にする唯一の遺品です。縦149.5センチメートル、横84.9センチメートル。
光明本尊とは、6字・9字・10字の阿弥陀仏の名号を中心に、その左右にインド・中 国・日本の浄土教関係の祖師の系譜を描き、念仏する人々を残らず救済しようとする有様を表現した曼荼羅様式の絵画で、浄土真宗独自の画像です。
「帰命」(きみょう)とはサンスクリット語で、自己の身命を差し出して仏に帰依することです。「尽十方無碍光如来」(じんじっぽうむげこうにょらい)とは阿弥陀仏のことです。阿弥陀様の光明があまねく全世界を照らして妨げるものが無いという意味です。
右図は、聖徳太子を中心に日羅上人や蘇我馬子ら聴衆を描いた部分です。