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分類 | 町指定重要有形民俗文化財 |
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員数 | 1棟外 |
指定年月日 | 昭和60年12月24日 |
所在地 | 大字勝大字上ノ山 |
所有者 | 個人 |
指定内容は、薬師堂1棟、仏具・法具94点、古文書135点です。
小林家は代々法院をつとめ、大法院と称していました。薬師堂は、方三間方形造の仏堂建築で(平成8年銅板葺きに改装)、地方的特色である和様を基本として禅宗様を取り入れた仏堂の遺構です。古文書により安永年間(1779~1781年)の再建と思われます。また、仏具・法具・古文書が一括して残されていて、地方における修験道を理解するうえで貴重なものとなっています。
修験道は、日本古来の山岳信仰が、仏教・道教・シャーマニズムや神道の影響のもとに平安時代末頃になって一定の宗教体系を形づくったもので、その宗教者は、修験者、山伏と呼ばれました。しかし、明治政府による神仏分離政策によって修験道が廃止されたため、その活動は次第に衰退しました。