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分類 | 町指定重要文化財 |
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種別 | 彫刻 |
員数 | 1躯 |
指定年月日 | 昭和52年3月5日 |
所在地 | 大字束松字鳥居 |
所有者・管理団体 | 天屋区(天屋阿弥陀堂) |
この像は像高54センチメートルで一木造、彫眼。やや面長な顔、張りのある頬、切れ長の目をし、螺髪(らほつ)は小さく彫り出されています。中政所の定徳寺薬師如来坐像に容姿が似ており、藤原期の仏師・定朝様の流れをくんだ穏やかな作風です。しかし衣文の処理が形式化しており、また、定徳寺像のような奥行きのある量感表現も薄れていることから時代の下がることを示しています。
数度の火災にあっているということで、像の痛みがひどいですが、高寺おろしの古仏との言い伝えがあります。(伝来は不明)