本文
分類 | 重要文化財 |
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種別 | 書跡 |
員数 | 8巻 |
指定年月日 | 昭和4年4月6日 |
所在地 | 大字塔寺字松原 |
所有者 | 心清水八幡神社 |
「長帳」と呼ばれている古文書は、南北朝の貞和6年(1350年)から江戸時代初期の寛永12年(1635年)までの286年間の心清水八幡神社の年日記で、毎年正月に行なう法会の内容を記録しています。総紙の枚数197枚、全長120メートルで、現在は8巻の巻物にしてあります。
古文書として長帳の価値をさらに高めているのは、裏書があってその年々のできごとが記録されているためであり、当時の会津や東北地方の中世の姿を知る上で大変貴重な資料となっています。
心清水八幡神社は、縁起によると奥州に攻め込んだ源頼義が、山城国石清水より勧請して天喜5年(1055年)に完成したと伝えられています。
長帳は一般公開されていませんが、「会津坂下町史 文化編」で読むことができます。