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分類 | 県指定重要有形民俗文化財 |
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員数 | 6面 |
指定年月日 | 昭和37年3月30日 |
所在地 | 大字大上字村北 |
所有者 | 上宇内地区 |
管理団体 | 上宇内薬師堂 |
上宇内薬師堂の古絵馬は、現在6面が文化財に指定されています。これらの古絵馬は、薬師堂に納められた元禄から宝永年間(1688年~1710年)の年記のある絵馬で、浮世絵風の明るく伸びやかな画風を見せています。その他、薬師堂には指定された6面の他に36面あり、図柄は神馬や鶴などの動物絵や武者絵、故事図、力士図など多彩です。画風が似ているので、同時代のものと思われます。
元禄時代は、それまでの風俗画から浮世絵が発達し、興隆していく時期であり、江戸の文化が時を経ずして会津の山村に入ってきていたということがわかります。また、元禄年間は、調合寺(上宇内薬師堂)の中興の祖道安が再建をはかった時期でもあります。
(左:参詣図 右:男舞図)