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分類 | 重要文化財 |
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種別 | 建造物 |
員数 | 1棟 |
指定年月日 | 昭和46年3月11日 |
所在地 | 大字塔寺字大門 |
所有者 | 会津坂下町 |
旧五十嵐家住宅は、会津坂下町中開津の五十嵐氏より寄贈を受けたもので、桁行8間半、梁間3間半、床面積117.19平方メートル。直屋(「すごや」。長方形の平面形態。)の、江戸時代中期、会津平坦部の中堅層農家(本百姓)の家構えであり、梁束に享保14年(1729)の墨書が発見されました。
土台がなく、丸石の上に直接柱が立てられています。また「おめぇ」とよばれる「なかのま」は土間に直接わらやムシロをひいた土座であり、どの部屋にも天井がないなど、古い様式が残っており、当時の庶民の生活をうかがい知ることができます。
町では、歴史とふれあいの里の拠点のひとつとして平成6年度から解体修理を進め、平成9年度に移築復原が終了しました。この工事の期間中におきた阪神淡路大震災の教訓から、土壁の中に耐震用ボードを入れるなどの耐震補強を行ないました。現在、生涯学習に利用できる文化財施設として活用しています。
午前9時から午後4時まで(4月~11月)
会津坂下町教育委員会文化振興係
電話:0242-83-3010(中央公民館代表)