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観光スポット・歴史編

印刷用ページを表示する掲載日:2019年12月17日更新

国指定重要文化財 木造薬師如来坐像(上宇内薬師)

木造薬師如来坐像(上宇内薬師)1 日光・月光菩薩立像

会津五薬師の一つである上宇内薬師は、像高183センチメートル、ケヤキの一木造りの坐像です。胸板を厚くして体感部の量感をだす構造で、全体的には厳しく力強い表情は薄れ、穏やかであるため十世紀の造像と考えられています。
この像は、調合寺(高寺の一坊)の本尊であったが荒廃し、その後、道安が元禄4年に薬師堂を再建・再興したといわれています。
堂内には、日光・月光菩薩立像、宝光虚空蔵菩薩立像、聖観音菩薩立像、十二神将五躯も安置されています。

住所

会津坂下町大字大上字村北甲803番地(上宇内薬師堂)

所有者

浄泉寺

連絡先

管理人 齋藤満(0242-83-1953)

拝観時間

午前9時00分~午後4時00分

拝観料

500円(要予約)

国指定重要文化財 木造千手観音立像 (立木観音)

塔寺の立木観音 観音堂

この像は、「塔寺の立木観音」と地元で親しまれているケヤキ材の一木造りの千手観音像で、像高7.42メートル、総高は8.50メートルの大像です。関東一円に多い立木観音像より、はるかに目鼻立ちをはじめ、衣文の彫りなど本格的な志向がうかがえる。言い伝えによると一本の木で造られているため、床下まで根が続いていると言われています。
堂内には菩薩につき従う二十八部衆と風神・雷神合わせて三十躯がほぼ完全な形でそろっている。また、安置されている観音堂も国重要文化財となっている。

住所

会津坂下町大字塔寺字松原2944番地(恵隆寺観音堂)

所有者

恵隆寺

連絡先

金塔山恵隆寺(0242-83-3171)

拝観時間

午前9時00分~午後4時00分

拝観料

300円

御開帳

8月17・18日 午前10時と午後2時(約1時間)

国指定史跡 陣が峯城跡

国指定史跡 陣が峯城跡1 国指定史跡 陣が峯城跡2

陣が峯城跡は、段丘崖である東辺をのぞく周囲は二重に堀が巡らされおり、郭内は東西約110メートル、南北約170メートルの広さで、12世紀の城跡遺跡の類例は乏しいなかで、その立地と二重の堀を巡らす構造は、奥州藤原氏の拠点である遺跡と共通し、会津地方における政治的な中心施設と考えられています。
また、発掘作業で掘立柱建物跡のほか、中国産白磁四耳壺・水注・高麗青磁碗など奢侈品と、火災により炭化した椀・盤・挽物容器、飯類、穀豆類などが出土し、これらの遺物から城跡は12世紀前半代に築かれその後半のうちに廃絶したものと思われています。
この地域は阿賀野川を通じて越後と直結する地理的条件から、伝承に残る「越後の城氏」に関係している可能性もあり、12世紀の城館としてきわめて貴重な遺跡です。

住所

会津坂下町大字宇内字五目 外

所有者

会津坂下町

連絡先

会津坂下町教育委員会(0242-83-2234)

国指定史跡 亀ヶ森・鎮守森古墳

国指定史跡 亀ヶ森・鎮守森古墳の写真

亀ヶ森古墳(写真奥)は、全長127メートルの前方後円墳で、変形が著しいものの、東北地方最大級の古墳として注目されています。鎮守森古墳は、全長55メートル、墳丘の保存状態は良好で、昭和50年の測量調査で、前方後方墳であることが確認されました。
これらの古墳からは、円筒埴輪やつぼ型土器などが出土しており、4世紀後半に築造されたものと考えられています。両古墳の周辺には、多くの古墳(前方後方墳・前方後円墳・方墳・円墳)があり、また横穴も所在していることから、会津盆地でも古墳が密集する地域として注目されています。

住所

会津坂下町大字青津字男壇 外

所有者

青津区 外

県指定重要文化財 絹本著色光明本尊

絹本著色光明本尊1絹本著色光明本尊2

縦149.5センチメートル、横84.9センチメートル、阿弥陀仏の名号を中心に、左右にはインド・中国・日本の浄土関係の祖師の系譜を描き、念仏する衆生全てを救済を表現した曼荼羅様式の絵画で、浄土真宗独自の画像です。
諸像の的確な描写や温和な色使いから、鎌倉時代末の製作と考えられます。

住所

会津坂下町字茶屋町甲3911番地

所有者

光照寺

県指定重要文化財 木造薬師如来坐像

木造薬師如来坐像の写真

像高は57.3センチメートルの一木造りの坐像で、両頬の肉付けは豊かで面奥が深い。胸幅は広く厚く、量感のある体躯は、小型ながら堂々としています。この像は、定朝様の影響を受けた柔和で穏やかな作風であるが、一木造りの伝統的技法が残っていることから12世紀頃の作と思われています。

住所

会津坂下町大字中泉字中屋敷1792番地

所有者

定徳寺

県指定重要文化財 木造阿弥陀如来坐像

木造阿弥陀如来坐像の写真

像高は67.5センチメートル、ヒノキ材の寄木造で、玉眼をはめ込んであります。この像は、薬王寺の本尊であるが、伝来ははっきりとしない。後世に漆箔や彩色の補修をしたため、像容は損なわれているが、面長の顔につり上がりぎみの目尻、丸々とした張りのある両頬など引き締まった表情をしています。
ゆとりのある体躯と充実した肉身表現など13世紀中頃の作と思われ、慶派の作風を汲んだ鎌倉時代の優品です。

住所

会津坂下町大字船杉字北杉大道上乙1170番地

所有者

薬王寺

県指定史跡 杵ガ森古墳

杵ガ森古墳の写真

杵ガ森古墳は、『新編会津風土記』の坂下村の項に記事があり、県の遺跡地名表には円墳と報告されていました。
昭和63年に付近一帯の区画整理事業に伴い発掘調査を行った結果、同古墳は県内でも最古段階の前方後円墳の一つであること、さらに古墳の周辺に十基の周溝墓と十三軒の竪穴住居跡等を発見し(稲荷塚遺跡)、遺跡の重要性が明らかになったため、古墳を含む遺跡の中心部分を公園として整備し保存することになりました。
出土品の土師器からその築造は、4世紀と考えられ、多くの特色を持つ県内最古の前方後円墳です。

住所

会津坂下町字稲荷塚28番地 外

所有者

会津坂下町

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