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「会津の三十三観音めぐり」が会津17市町村の連名で文化庁に申請され、「日本遺産」の認定を受けました。
「日本遺産」とは、地域の歴史的魅力や特色を通して我が国の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定するものです。そして、ストーリーを語る上で不可欠な魅力ある文化財群を整備・活用し地域の活性化を図ることを目的としています。
「会津の三十三観音めぐり」は江戸期の保科正之公の時代に、伊勢参りや西国三十三観音等の西国巡礼による領外への費用の流出を防ぐため会津の地に三十三観音を定めたことから始まり、それに伴い会津五街道や宿駅が本格的に整備され、会津領内だけでなく近隣からの巡礼者で賑わいました。
その後、会津三十三観音の他にも御蔵入三十三観音、町廻り三十三観音、久保田三十三観音など様々な三十三観音が作られました。
当町においては、会津三十三観音第11番札所の束原観音堂、第31番札所の立木観音堂、第32番札所の青津観音堂、第33番札所の御池観音堂があり、他にも恵隆寺観音堂や木造千手観音立像、上宇内薬師の木造薬師如来坐像が構成文化財として認定されています。
この機会に、これらを巡り往時の会津人のおおらかな信仰と娯楽を追体験してみてはいかがでしょうか。
【会津三十三観音】
第11番札所 束原観音
第31番札所 立木観音
第32番札所 青津観音
第33番札所 御池観音
【恵隆寺】
木造千手観音立像
【上宇内薬師】
木造薬師如来坐像
会津坂下町に存在する『会津三十三観音』の四か所の札所全てで御朱印の授与が可能であり、対応は第11番札所 束原観音のみ地区管理となり、第31番札所 立木観音、第32番札所 青津観音、第33番札所 御池観音がそれぞれの寺院で授与を行っています。
御朱印の枚数により事前連絡の必要なケース等ございますので、各札所への連絡を必要とされる方は商工観光班が窓口となりますので下記までご連絡ください。