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杵ガ森古墳(きねがもりこふん)

印刷用ページを表示する掲載日:2013年12月4日更新

杵ガ森古墳1 杵ガ森古墳2

分類県指定史跡
指定年月日平成8年3月22日
所在地字稲荷塚
所有者会津坂下町

杵ガ森古墳は、発掘調査以前は円墳と思われておりました。ところが、区画整理事業に伴って平成2年より記録保存のための発掘調査を行ったところ、前方後円墳であることが判明しました。出土した土師器から、その築造は古墳時代前期前半(4世紀)と考えられます。このため、県内でも最古段階の古墳の一つであること、さらに古墳の周辺に10基の周溝墓と13軒の竪穴住居跡等を発見(稲荷塚 遺跡)したことなどから、遺跡の重要性が明らかになりました。そこで関係者の協力のもと、当初計画していた道路の一部を変更し遺跡の中心部分を公園として整備、保存することとしました。

杵ガ森古墳(指定面積3,466.84平方メートル)は、墳丘の長さ45.6メートル二段築成で下段は地山を削りだした面が後円部を一周する形です。上段は現状ではほぼ倒卵形ですが、かつて稲荷神社を造営する時に盛土したため変形しており、当初の状況は不明で、墳丘の高さは2メートル前後であっただろうと思われます。

昔、源義家が東征した時にこの付近に陣を張り、付近の農民が餅をついてふるまったが、その時の杵と臼、米をそれぞれ埋めたとの言い伝えが残っています。それが、この杵ガ森古墳と臼ガ森古墳(新舘地区)、米ガ森古墳(消滅)だといわれています。

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