下水道ってなあに?
印刷用ページを表示する掲載日:2013年12月4日更新
下水道の役割
下水道には次のような役割があります。
生活環境の改善
トイレが水洗化されるだけでなく、汚水を速やかに排除するため、清潔で快適な生活環境が実現します。
浸水被害の防除
雨水を速やかに排除して、私たちの生命や財産を守ります。
公共用水域(川・湖沼や海)の水質保持
川や海の汚れの要因(生活排水等)を処理し、水をきれいにします。
下水道資源および施設の有効利用
下水道がもっている資源(処理水、汚泥など)の有効活用がはかられています。
良好な水循環の維持・回復
下水道は、生活排水を集めてきれいに処理して、放流するので、水の循環の中で大きな役割をもっています。
1人1日当たりの負荷割合
生活排水とは、台所、洗濯、風呂などの排水(家庭雑排水)とし尿浄化排水のこと。
人間1人当たり排出する汚濁負荷量(水の汚れの原因となる有機物質)は、し尿18グラム/人・日です。
し尿はし尿処理場やし尿浄化槽で処理されていますが、家庭雑排水の大半は、未処理のまま流されています。
下水道の種類
一般に「下水道」と呼ばれているものにはいろいろな種類があります。
- 公共下水道(狭義)
主として市街地における下水を排除し又は処理するために、市町村が管理する下水道。 - 特定環境保全公共下水道
公共下水道のうち、市街化区域以外で設置される下水道。
(通称、"特環""とっかん"と呼んでいます) - 特定公共下水道
主に工場や事業場からの排水を処理する下水道。 - 流域下水道
2以上の市町村の区域の下水を排除し、終末処理場を有する都道府県が管理する下水道。 - 都市下水路
主として市街地内の浸水被害を防止するために雨水や雑排水を排除する下水道。