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旧五十嵐家住宅附属建物(厠・籾倉)(きゅういがらしけじゅうたくふぞくたてもの(かわや・もみぐら))

印刷用ページを表示する掲載日:2013年12月4日更新

旧五十嵐家住宅附属建物(厠・籾倉)の写真1 旧五十嵐家住宅附属建物(厠・籾倉)の写真2

分類町指定重要有形民俗文化財
員数2棟
指定年月日平成8年10月16日
所在地大字塔寺字大門
所有者会津坂下町

旧五十嵐家住宅は、梁上の小屋束に享保14年(1729年)の墨書が確認され、江戸時代中期の会津平坦部中堅層農家(本百姓)住宅の典型的な例として国の重要文化財に指定され、公開保存されています。文化財の公開活用に伴い、敷地内の整備として、当時の農家の再現を目指し、厠(外便所)と籾倉(板倉)の移築復原を行いました。

  • 厠(桁行3.64メートル、梁間1.82メートル、面積6.62平方メートル、茅葺)
    厠(中開津・五十嵐氏寄贈)は、旧五十嵐家住宅を住居として使っているときに外便所として使用していたもので、これまで手を加えていないということから、旧五十嵐家住宅と同時代のものとは断定できないまでも、少なくとも旧五十嵐家住宅とセットで機能してきたものであることがわかります。当時の「会津農書」(貞亨元年(1684年)刊)でも、内便所(小便用)と外便所(大便用)の区別と効用を記載しています。
  • 籾倉(桁行3.82メートル、梁間2.36メートル、面積9.02平方メートル、木端葺)
    会津平坦部の普通農民層では、19世紀前半に「こや」が現れ、19世紀後半には機能の分離や追加によって「こめぐら」や「みそぐら」の現れるようになります。「もみぐら」といわれる収納用附属屋で会津地方最古の遺構は19世紀半ば頃のものです。
    この籾倉(宇内・古川氏寄贈)は、屋根を除き改造されること無く利用されないままであったので、遺構が良く保存されていました。中開津の旧五十嵐家住宅敷地内の小屋や物置等の附属屋は後世建替えられていたので、当時の農家の雰囲気を味わえる貴重な建物といえます。

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